CockpitはLinuxサーバー管理用のWebベースのインターフェースです。
標準では cockpit-docker
パッケージが公式リポジトリから提供されていませんが、GitHubから直接インストールすることが可能です。
環境
OS: Ubuntu 20.04.6 LTS
Docker,cockpit インストール済
1. 事前準備
システムのパッケージリストを更新し、必要なツールをインストールします。
sudo apt-get update
sudo apt-get install -y wget tar make
2. cockpit-docker のインストール
2.1 公式リポジトリからダウンロード
以下のコマンドで cockpit-docker
の最新版をダウンロードします。
wget https://github.com/chabad360/cockpit-docker/releases/download/16/cockpit-docker-16.tar.xz
注意: 上記のリンクはバージョン16を指しています。最新バージョンがあるかGitHubのリリースページを確認してください。
2.2 ファイルを展開
ダウンロードした cockpit-docker
のアーカイブを展開します。
tar xvf cockpit-docker-16.tar.xz
2.3 インストールの準備
展開したディレクトリに移動し、環境変数を設定します。
cd cockpit-docker
export NODE_ENV=production
2.4 インストール
make install
コマンドを実行して cockpit-docker
をインストールします。
sudo make install PREFIX="/usr"
3. Cockpitサービスの再起動
インストールが完了したら、Cockpitサービスを再起動します。
sudo systemctl restart cockpit.{socket,service}
4. Cockpit-Dockerの確認
ブラウザでCockpitのインターフェースにアクセスし、Dockerプラグインが追加されていることを確認します。
- URL:
https://<サーバーIP>:9090
- Dockerタブ: CockpitのUI内に「Docker」関連の項目が表示されるはずです。
今後の更新や新バージョンについては、公式GitHubページを確認してください。